暖かな日差しにぴったりのコンサートでした。
指弾をされたとき「GROTRIANにドビュッシーとシューベルトが合う」と選んでくださったプログラム。
お得意のシューベルトがとても味わい深い時間でした。
親しみやすいお人柄に柔らかく優しい雰囲気の守重さん。
ピアノと対話しながら、ピアノと一緒に音を楽しんでいる様子で演奏されていたのが印象的でした。
プログラム
ドビュッシー:前奏曲集第一巻
第1曲 デルフィの舞姫たち
第2曲 帆
第3曲 野を渡る風
第4曲 音と香りは夕暮れの大気に漂う
第5曲 アナカプリの丘
第6曲 雪の上の足跡
第7曲 西風の見たもの
第8曲 亜麻色の髪の乙女
第9曲 とだえたセレナード
第10曲 沈める寺
第11曲 パックの踊り
第12曲 ミンストレル
シューベルト:即興曲 作品90
第1曲 Allegro molto moderato ハ長調
第2曲 Allegro 変ホ長調
第3曲 Andante 変ト長調
第4曲 Allegretto 変イ長調
ドビュッシーは、とても柔らかく優しい音色で、会場全体が包み込まれました。
時折芯が感じられる強さや鋭さもあり、緩急のある演奏でお客様皆さまがひき込まれていくようでした。
打って変わってシューベルト、
シューベルトでは、特にペダルを使い分けている様子が気になりました。ペダルを滲ませているように独特な印象で、「どうやっているんだろう」とすごく不思議で、技の秘密を探ろうと観察する気持ちで拝見していましたが、ドレスもあり謎のままです。
次回お会いしたときに伺いたいなと思います。
アンコール
ドビュッシー:喜びの島
細かく的確な演奏に魅了されました。
可愛らしい表情とは打って変わって、迫力のある演奏。指の数が普通の人よりも多いのでは?!と思うほどでした。
前半も後半も拍手が鳴り止みませんでしたが、アンコールは会場は割れんばかりの拍手でいっぱいでした。
お客さまの声
多彩な音色が圧巻でした!!!
素晴らしすぎて言葉にできませんが、しずめる寺は、東京文化会館で初めて聞いたときにも泣きそうになったので、心の準備をしていました。
慈しみのある音色はクセになり、期待しちゃいます。
素晴らしかったです、ありがとうございます。
演奏家さんとこんなにも近い距離で素晴らしい演奏を聴ける場所、このような環境がめったにないので貴重な場所です。
coming soon…
お知らせ
昨年の秋の終わりに、指弾に来てくださった守重さん。
旦那さまのピアニスト北端祥人さんが実は数ヶ月早く試弾にお越しくださっております。
その北端さんも来る6月にリサイタルをしてくださります!
北端さんもとても丁寧に、一音一音を弾かれる方!
とても楽しみです。