【コンサート開催録】2022.10.30 日高志野さん

『今日はアンコールはありません』とリハーサル中に宣言されていた日高さん。
それもそのはず、今回のプログラムは大変重厚なものでした。

リハーサルから、ピアノに向かうと、真剣そのもの。
声をかける隙さえもなく、時間が過ぎる程でした。

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プログラム

プロコフィエフ:ピアノソナタ第8番 Op.84 「戦争ソナタ」
ベートーヴェン:ピアノソナタ第31番 Op.110
ベートーヴェン:ピアノソナタ第32番 Op.111

前半は、プロコフィエフの戦争ソナタ。
タイトルから想像しながら聴いたせいか、目を閉じて、浮かぶのは今起きている戦場の景色。
強く鋭いスタッカートは攻撃の音に聴こえてきました。

また、後半は、ベートーヴェンのソナタ31.32番。
音楽の教科書に出てくるベートーヴェンが、もっと生きたい!生きたかった!と生への執着や訴えのように聴こえました。

聴き終わり、どちらも今、生きていることに感謝を感じました。

ありがとうございました

Pianarium SAKAMOTOはじめての試みがありました。
休憩中の調律です。

『前半を弾くだけで、ピアノの弦が伸びてしまうかも』という日高さんのご心配から調律師さんにお願いしました。
「拾い調律」というらしく、全体的な調律というよりも、必要な音を”拾って”ピンポイントでの調整を御所望でした。
開演前のリハーサルでは、「今日はフラットを多く使うので……」とお話もされていました。

お陰様で、調律仕立てのグロトリアンを日高さんに奏でてもらい、ピアノもお客様も日高さんも、皆、喜ばれ、幸せな時間でした。

改めて、たくさんの良い方々に恵まれ毎回、開催ができていることを実感いたしました。
ありがとうございます。

お客様より

早くも、お客様の感想です。

こんな難しい曲を弾く人を初めて見ました(聴きました)。
何回も身震いしてしまいました。
間近で聴け、すっかりファンになりました。

日高さんの渾身の演奏がホール全体に響き渡りましたね!
凄かったー!

お知らせ

日高志野さんの演奏で、
クリスマスイブのひとときを過ごしませんか?

ヴァイオリン黒川侑さんとのスペシャルコンサート。愛あふれるプログラムです♪
コンサート終了後に懇親会も予定しております。

同時に、当館では2022年最後のコンサートです。
一年の締めくくりにも、
是非あたたかい時間を一緒に過ごしましょう。

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