【コンサート開催録】2021.4.18 白井篤×中竹英昭 こけら落としコンサート第3弾

お陰さまで、こけら落とし第3弾も大盛況でした。
この日は、リアルタイム配信も行いましたので、併せて記したいと思います。

目次

~埋もれた名曲を集めて~

長年、同じオーケストラ(N響ことNHK交響楽団)で演奏されてきただけあって、リハーサルの時からお二人の息がぴったりで、ヴァイオリンとヴィオラ、どちらを弾いているか違いがわからないほどでした。

ピアノ制作者、プレイエルの二重奏曲 Op.69-1
モーツァルトの作品に似ているように感じました。ヴァイオリンとヴィオラが交互に主題を奏し、お互いに安定して支え合い、またあるときはスリルある展開にわくわくしました。二人で演奏しているとは思えない、まるで弦楽四重奏を聴いているようで素晴らしかったです。

フィンランドの作曲家、シベリウスの二重奏曲 JS66
ヴィオラのしっとりした分三和音にのせて、ヴァイオリンの哀愁のある息の長いメロディがたっぷりと奏でられました。シベリウス27歳のときの作品ですが、まるで年老いた夫婦の物語を語っているようでした。二人が人生の記憶をたどり若い頃を懐かしみ、中間部では長い人生の中で荒波もあったものの、晩年は穏やかで心豊かな生活を送っている、そんな様子が目に浮かび、感動しました。美しいメロディとともにヴァイオリンとヴィオラの音色が耳の奥で聴こえてきます。

チェコの作曲家、カリヴォダの二重奏曲 Op.208-2
ドイツロマン派らしい作品です。お二人の息の合ったピツィカートを含む2楽章はメンデルスゾーンの歌曲のようでもあり、讃美歌のような部分もあり、親しみやすい曲だと感じました。4楽章の二重唱のところは二つの楽器が歌い、二本の弓が同じように弧を描き、フィギアスケートのペアが氷上に並んで演技をしているかのようでした。

イタリア・ミラノ出身のロッラ
は、ヴァイオリンやヴィオラの名手で作曲家、46歳から20年あまりミラノ・スカラ座のコンサートマスター兼指揮者を務めました。また、教師でもあり、パガニーニの師として知られていますが、ヴァイオリンとヴィオラの奏法の開発においても非常に重要だったといわれています。
二重奏曲 Op.12-1は弦楽器が二つであるのに、ヴァイオリンがメロディを奏するときはヴィオラがオーケストラ部分を、メロディをヴィオラが奏するときはヴァイオリンが伴奏を弾いているようで、快活で技巧的、ザイツのヴァイオリン協奏曲を思わせる明るい曲でした。

どれも聴いたことのない、まさに”埋もれた名曲を集めた”、貴重なコンサートだったと思います。
このような珍しいプログラムをピアナリウムで演奏してくださった白井篤さんと中竹英昭さんには、心から感謝いたします。

また、サロンにお越しくださったお客様、運営を支えてくれたスタッフ、そして、ピアナリウムを作るために関わってくださった方々に御礼申し上げます。

お客様からの感想

素晴らしい時間をありがとうございました。
このような身近な、また、贅沢な企画をしていただき、本当に感謝いたします。 
またこれからも是非、うかがわせていただきます。

ヴァイオリンとヴィオラという、弦楽器が二つだけなのに、曲によっては同じヴァイオリン同士やヴァイオリンとチェロに聴こえたり、弦楽器とオーケストラ、という様々な組み合わせに感じ、無限の可能性を知ることができ、大変面白かったです

先日は素敵なサロンコンサートをありがとうございました。
想像以上の空間で、また音もとても心地よく驚きと感動がありました!

ライブ配信

ライブ配信は100名ほどの方が覗きに来てくださいました!
国内の遠方にお住まいの方や、ヨーロッパにお住まいの方まで!!
コロナ禍で出歩くのが難しい年配の方々にとって、また長距離の移動が憚られるタイミングだということもあり、リアルタイムでコンサートを配信できたことにとても意義を感じました。

第1弾では、PCの不具合でできなかった分、今回の成功がとても嬉しく感じました。これからも、良い音を多くの方々にお届けして「非日常」を味わい、皆様を癒す役割を担うことができたら幸いです。

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