【コンサートご報告】2021.4.3こけら落としコンサート:鐵百合奈さん

先日のこけら落としコンサートはおかげさまで満席。会場は大盛況で終えることができました。
そのご報告と感想を、こちらに書かせていただきます。

その前に、
ライブ配信が機材トラブルでお届けできなかったことは残念でした。お待ちくださった方々にお詫び申し上げます。
(終了後1週間の限定で当日の様子をアップし、合計で600名の方々に見ていただけました!ありがとうございます🍀)

目次

こけら落としコンサート

会場が暗くなり、
スポイトライトにピアノが照らしだされ、
コンサートは始まりました。

1曲目、
ピアノの前に座った鐵さんが弾きはじめたのは、
ブラームスの《8つの小品》より「間奏曲」
標語はグラツィオーソ、まさに優雅で品があり、ベルベットのようなグロトリアンの音色で、オープンにふさわしい雰囲気となりました。

続いて、
「高音部はキラキラした感じ、中音部は優しい音、低音部は包容力がある音。」
と、ピアノの特徴をお話されました。
(そのあとはMCを一曲ごとに、
曲のこだわりや選んだ理由を説明しながら、演奏をしてくださりました。)

2曲目は
ドビュッシーの「月の光」
「出来上がったピアナリウムの金色の輝きが、曲のイメージにピッタリ!」と選曲されました。
湖面に映る月の光が、さざ波で大きく、また小さくゆれるような印象でした。

3曲目は
ラヴェルの「水の戯れ」
透明感があり、鍵盤の端から端まで使うというを選んでくださいました。ピアノの鍵盤がまるで水がキラキラきらめく湖面のように感じられました。

4曲目は
フォーレの《ドリー》より「スペインの踊り」
前半最後の曲です。
連弾曲をソロ用に編曲(コルトー編曲)してあり、躍動感のある華やかな演奏で、会場からは「ほう~」という声も漏れ聞こえ、前半を終えました。

後半は、
ベートーヴェンのピアノソナタ24番と30番
鐡さんがライフワークとされているベートーヴェン、贅沢な時間でした。
「ベートーヴェンは散歩が好きだった」というお話をされたので、ベートーヴェンが感じていたであろう自然・宇宙を体験することができました。
目を閉じて聴くと、
大きなホールの舞台の中央にあるフルコンで弾いているように感じられ、時、場所を忘れ、まるで夢、異空間で聴くような音楽のひとときでした。

アンコールは、
シューマンの「トロイメライ」
クララ・シューマンが愛したグロトリアンということで、思い出の曲として弾いてくださいました。「ドイツものがよく合う」と仰り表現された演奏は、さらっとしているのにしっとりと美しかったです。

最後に

鐡さんは グロトリアンの特徴をよくとらえ、それを皆さんにわかりやすく説明しながら弾いて下さいました。
会場のお客様も皆さま温かく、素敵な時間を共有でき、最高のオープニングとなりました。

快く弾いてくださった鐡百合奈さん、
聴きにいらしてくださった皆さま、
調律師さんや関わってくださった方々、
皆様に感謝いたします。

そして、このサロンを作るために関わってくださった多くの方々にも、改めて感謝申し上げます。

ご来場のお客様より

来てくださった方が早くも感想をくださりました。
掲載の許可もいただきましたので、ご紹介させていただきます。

グロトリアンの明晰な音色や瑞々しく活力に溢れた鐵さんの演奏が、今も鮮明に記憶に残っています。

グロトリアンの音色が特徴的なのは素人の私にもすぐにわかりました。
とりわけ高音の響きとその美しさにビックリ!
まるで星と星がコッツンコッツンとぶつかり合う様な✨
水滴がキラキラ輝く様をそのまま音にした様な✨

更に低音の重厚な響きとのギャップやバランスにも面白さを感じました。このピアノを一音一音、愛でる様に演奏された鐵さん!
月の光や水の戯れなどの煌びやかな楽曲はピアノとの相性も抜群!
透明感や光の色彩感にひときわ鮮烈な印象を受けました。

そして、鐵さんのベートーヴェンはやっぱり素晴らしい!前に進もうとする音楽の流れがとても自然で、また躍動するエネルギーの源には優しさや温もりを感じます。晩年のベートーヴェンの心情に寄り添う様な演奏に、私自身も穏やかで心満たされた気分になりました。

このグロトリアンで鐵さんのシューマンをたっぷりお聴きしたいです。是非ともお願いします。

サロンの居心地の良い空間も、
贅沢な癒しのひとときに一役買ってくれていました。
主役のピアノの背後には落ち着いた色合いの金色の壁紙。音の響きや拡散まで考え込まれた天井の音響板など、随所にこだわりが見えるも、主張しすぎないシンプルさに、オーナーのセンスの良さを感じました。

そのまま絵本にでてきそうな表現で、とても喜んでいただけたことを感じられました。
ありがとうございます🍀

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