当日は、トートバッグ一つで会場いり。
演奏者さんによっては、楽譜やお召し物を入れてお越しになるのですが、それもなく舞台用靴のみを持って。
シンプルな黒のブラウスとパンツ。いつものスタイル。
「音で表現できる演奏家になりたい」とおっしゃっていた、その言葉通りのスタイルに感激しました。
「音を出さずに楽譜を読んで、楽譜を手がかりに何を伝えるのか自分で考え、それを音に出す」ように心がけている
ピティナのインタビュー2023.8.22より
プログラム
バッハ: 平均律 第2巻 第22番 BWV 891 変ロ短調
ブラームス: 8つの小品 op.76
フォーレ: ヴァルス=カプリス 第2番 変ニ長調 Op.38
シューベルト: ソナタ 第18番「幻想」ト長調 D 894 Op.78
フレーズの粘り強さ、跳躍の正確さ、ピアニッシモの柔らかさ、一音たりとも気を抜かず、集中しています。
その中でほんの一瞬のルバート?(テンポの揺らぎ)が魅力的。
鈴木さんの密度の濃い音楽には、会場内が圧倒されました。
時折、息遣いも感じられました。
曲の合間に袖に戻ると、勢いよく水を飲み、また舞台へ。
その時の眼差しには演奏への集中力が感じられていました。
お客様から、今まで聴いた中で、最高の演奏だったとの声。
アンコール
ショパン:エチュード「黒鍵」
弾く方も聴く方もも重めの演奏で疲れるプログラムだったので、
「アンコールは軽めのものを」とご挨拶され、弾いてくださりました。
一つ一つの音が輝きを放ち、一気に弾かれました。
お客さまの声
とても、良い演奏会でした。
本当に、コンサートホールでは望んでも叶わない、弾いている人の息づかいなどを、身近で聴ける環境で、 貴重な場所だと思いました。贅沢なことですよね!
浜松にも、エントリーするとのこと、楽しみですね!私も、浜松も、聴いてみたいと、楽しみにしています。体力がなくて、動けないけど、音楽会を楽しみたいと思っています。
鈴木愛美さんの演奏、昨年ピティナで演奏された曲をグロトリアンで生で聴けてとても良かったです。
密度の濃いプログラムだったので、聴いている方はやや疲れましたが、演奏された鈴木さんがこめられたエネルギー量の凄さに圧倒されました。 集中力、曲としての完成度、表現力が高く、演奏家として芯をしっかり蓄えていらっしゃるのを感じました。
鈴木さんの重音、和音の響きが私は特に素晴らしいと思いました。複数の音の響きがバチッと揃っていて、どのような場面でもとても美しい響きが作り上げられていましたね。
今後のご活躍もとても楽しみです!
久しぶりにグロトリアンの豊かな響きに包まれ、コンサートを心から楽しませて頂きました
鈴木愛美さんは昨年、ピティナの動画配信のシューベルトを聴いて生で聴いてみたいと思い、サントリーホールの本選で初めてお聴きしました。ベートーヴェンの4番協奏曲の冒頭の和音から心を掴まれ、最後まで素晴らしい演奏でした。
その後、ピティナ受賞者によるオールブラームスコンサートを聴き、ピアナリウムでの演奏会を楽しみにしていました。
鈴木さんは密度の濃い音で、PP(ピアニッシモ)はびっくりするほどの柔らかさでした。 ブラームスの小品、3度下降和音の滑らかさや遠く飛ぶ音もすごい集中力で、曲のちょっとした繋ぎの所の微妙な揺らぎや陰りもセンスが光ります。
今後も期待して、またピアナリウムでお聴きしたいです。
未来への期待
お客様は、次の鈴木さんのコンサートをご期待。
留学も考えておられるとか。
若くて才能のある演奏家。
未知なる可能性を゙秘め、どんどん世界へ羽ばたいてほしいですね!