《フルート & ピアノ デュオ コンサート》金野紗綾香&伊藤順一 2024.09.01

先日のコンサートには、お天気が悪いにもかかわらず、お越し頂き、ありがとうございました。

金野さん、伊藤さんのお二人は、今回初めてデュオを組まれました。

金野さんはPianarium SAKAMOTOの響きをとても気に入ってくださり、
何度も「リハーサルに来られて良かった。合わせる度に新たな発見があって、ゲネプロも、こうやってみようと思ったり、本番もまた新たなアイデアがありそうで楽しみ〜」
と終始ワクワクしながら本番を迎えられました。

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Jean-Marie Leclair /
Sonate for Flute and Basso continuo G major op.9 No.7
1. Dolce Andante
2. Allegro ma non troppo
3. Aria A ettuoso
4. Giga Allegro moderato

Francis Poulenc / Sonate pour Fl柎e et Piano
1. Allegretto malincolico
2. Cantilena
3.Presto giocoso

Sergei Proko ev / Sonata No.2 op.94
1. Moderato
2. Scherzo
3.Andante
4.Allegro con brio

間近で聴くフルートは、金野さんの息遣いも聴こえ、
それは例えようがなく美しく、鳥肌がたちました。

一曲目のルクレールでは、伊藤さんのピアノを弾きながら歌う声が聴こえ、時には三重奏のようでした。

その後は、途中、トークを挟みながら、
前半は、ルクレール、フォーレ、プーランクと進みました。
こちらの3人はフランスの作曲家で、
フランス生活が長かった伊藤さんの得意とするところでもあります。

金野さんは、二本のフルートを用意され、
前半はフォーレが生きていた時代のヴィンテージを使われました。
フォーレが吹いたかも知れないと思うと心が踊ると言われていました。

後半は、ムラマツの金のフルート。
ムラマツとは日本のフルート専門店だそうで、金ですから、
値上がりもするし高価だそうです。

最後が、ロシアの作曲家プロコフィエフのソナタ。
おどけた感じのアップテンポであったり、のどかな田舎を感じさせる旋律であったり、
第4楽章では掛け合い、絡み合い、激しいエンディングに向かって突き進んで行きました。

フォーレ:夢の後に

ゴーベール:ロマンス

アンコールには、
伊藤さんのソロでフォーレの夢の後に と、
お二人でフランスの作曲家ゴーベールのロマンスでした。

金野さんのフルートは、ヴェルヴェットのように優しくしっとりと、
時には小鳥のさえずりのように繊細に響き、身体を左右に動かし全身で表現演奏され、
豊潤な音色の伊藤さんのピアノに会場が響き包まれ、至福の時間となりました。

次回は、3月16日 14時00分から。

金野紗綾香さん&伊藤順一さんのデュオコンサート
どうぞお楽しみに!

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