プログラム
「モーツァルト ピアノソナタ第17番 変ロ長調 KV.570
ブラームス 6つの小品op.118より2.3番
ベートーヴェン ピアノソナタ第8番 ハ短調「悲愴」
シューベルト ピアノソナタ第13番イ長調 D.664
ショパン ピアノソナタ第2番 変ロ短調 「葬送」
1曲目は、モーツァルトのピアノソナタ第17番で、軽やかに始まりました。
そして、原嶋さんのご挨拶がありました。GROTRIANは、初めてであるが、こちらで弾くと大ホールのような響きで、気分よく弾けますと言われてました。
深みのある音でありながら、キラキラした音色と、GROTRIANの良さも語り、原嶋さんの得意でもある室内楽にも合うかもとブラームスの6つの小品118より2番、3番を演奏。美しくし繊細な2番と激しい3番。
3曲目は、ベートーヴェンのピアノソナタ 悲愴。
この曲は、既に耳が聞こえなかったベートーヴェンが周囲に勇気を与えたいとこちらの曲を書いたのでは?と言われている曲で、聴きながら、勇気や活力が湧いてきました!
休憩を挟み、シューベルトのピアノソナタ13番。
ワルツや歌曲のような美しい曲。22歳のシューベルトの作品だそうで、美しく心に沁みてきました。
プログラム最後は、ショパンピアノソナタ2番葬送
曲目が葬送とあるので、暗いイメージですが、第3楽章の途中では、天国にいるような気持ちにさせらる旋律があり、原嶋さんによると、亡くなった大切な人との幸せだった思い出に浸る時間だそう。
お客様それぞれが、大切な人を思いながら聴いたことでしょう。
アンコール
アンコールは、ファジル・サイのトルコ行進曲でした。
アンコールの曲目を聞いた途端、身体を揺らし喜ばれる人も。
軽快なジャズ風のトルコ行進曲に会場は大盛り上がり!でした。
原嶋さんは、ほとんど鍵盤を見ずに演奏されています。
要所要所は、見ていると言われていましたが、ご自分の世界に浸り、ピアノを弾いているというよりも、気持ちのままに手指が動いているようで、GROTRIANと一つになっていました。
GROTRIANに初めて出逢った人も多く、中には休憩中にスマホで検索され、「なるほどドイツ製かー」とつぶやいていらっしゃる方もいました。
終演後に、ピアノの音色と豊富さに驚かれ、「ピアノってこんなにもたくさんの音色がだせるものなのか!」と驚かれた方も。
お知らせ〜今後の公演〜
一公演で4つのピアノソナタを弾き、震えるほどの感動を与えてくださった原嶋さん。次は10月27日をお約束くださいました。