《ピアノ・リサイタル》日高志野 2024.2.25

日高さんが仰ってた通り、終始、愛を感じるプログラムでした。

日高さんはラモーの最初の一音にはとてもこだわり、調律師さんに、今日はこの音をたくさん弾くので、と理想の音になるようにお願いされていました。こちらの調律師さんをとても信頼しており、『津田さんにやってもらったので、安心して思い通りに弾けた』と言われていました。

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ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調 KV.310
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 op.101
ショパン:バラード第3番 変イ長調 op.47

日高さんが仰ってた通り、終始、愛を感じるプログラムでした。

モーツァルトも軽快なのですが、他の演奏家の方で聴くモーツァルトのソナタよりも情感たっぷりと愛を感じました。
予定にはなかったのですが、演奏後には急遽ご挨拶をしてくださりました。
そこで、この曲はモーツァルトが自分のお母さんが亡くなられた時に作曲された曲だというお話。日高さんが小学校4-5年生の時に大好きな曲で、『これを弾きたい』とピアノの先生を追いかけてお願いしたとのことをお話くださりました。
強い想いがある分、これまで他で聴いたどの演奏よりも愛を強く感じました。

後半、ベートーヴェンのソナタ28番。
ベートーヴェンのピアノソナタの中で難しい曲と言われている曲といわれていますが迫力があり、ショパンのバラード3番は、情熱を感じました。

日高さんは、終始、作曲家に、ピアノに、そして、お客様に愛を込めて弾いていらっしゃいました。

ベートーヴェンが本当に愛に溢れていて、素晴らしかった。

日高さんのパワフルな演奏は身体に響いてくるようでした!

全てを出し切るような演奏を間近で観られてほんとうにありがたいです。

次回は、5/26にベートーヴェンのピアノソナタ30番を弾いて下さることになりました。
すでに、帰り際に10名近くのご予約を頂きました。

ぜひ、お早めのご予約をおすすめいたします。

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