《ピアノリサイタル》大崎由貴 2023.1.28.

お客様からの推薦がきっかけで、実現した今回のコンサート。

『Pianarium SAKAMOTOでは
あのピアノ(GROTRIAN)に相応しい
本物のピアニストに弾いて欲しい。
この方はいかがでしょう?』

と、音楽に詳しく、コンサートにも毎日のように通われるお客様から、大崎さんをご紹介頂きました。

『GROTRIANは初めて』と言われていましたが、コンサート前には調律師さんと念入りに理想のタッチや音色を調整して、本番に向かわれました。

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シューマン=リスト : 献呈

バッハ : フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
    -アルマンド
    -クーラント
    - サラバンド
    -ガヴォット
    -ブーレ
    -ルール
    -ジーグ

ドビュッシー : ベルガマスク組曲
 1. 前奏曲
 2. メヌエット
 3. 月の光 
 4. パスピエ

ベートーヴェン : ピアノソナタ第23番ヘ短調 作品57 〈熱情〉
 I Allegro assai
 II Andante con moto
 Ⅲ Allegro ma non troppo – Presto

バッハは、単調で美しいメロディを弾くの難しいのですが、ダンスを踊るように軽やかに美しい旋律を奏で、7つの曲からなる組曲を、時間を忘れて聴きました。

ドビュッシーは、バッハと雰囲気が変わります。
印象派で色彩たっぷりの曲で音色もしっとりハープの音色のように、また時には水彩画の如く、淡くも彩り豊かに
月の光は湖に映った光をイメージしながら。ドビュッシーは日本画も好きだったので日本的な部分もあり。ホールの五線譜をイメージした障子ともぴったりでした。

ベートーヴェンの熱情は、多くの皆さんが、楽しみな曲であったようで、こちらもその一人。可憐な大崎さんがどのように熱情を弾かれるのか興味津々でした。
しかし、フオルテで弾かれしっかり力強くも、美しい姿はそのままでした。

大崎さんは、終始、白く長い腕と身体は自然と揺れ、悦に浸り、美しさ全開でした。
プログラムは、大崎さんの長所を引き出してくれたもとなり、音に包まれた世界は、夢のような至福の時間となりました。

今日のお召し物は、
前半・ドビュッシーの曲の水彩画をイメージしたドレス、
後半・ベートーヴェンの熱情をイメージした赤いドレスで、どちらもとてもよくお似合いでした。

ボロディン:ダッタン人の踊り

アンコールまで、そしてアンコールも、内容が濃く充実した時間でした。
本番中、ホールではなく事務所で聴いているスタッフも、
どんどんと音色に引っ張られるような感覚で、あっという間の時間に感じたとのこと。

また次回があるので、とても楽しみです。

最初小さいピアノだなと思ったのですが、始まったら音が素晴らしかったです!

大崎さんの演奏は何度も聞いていますが、熱情のような激しい曲は初めて聴きました。すごかったです。

流れやタッチが柔らかに感じるのですが、力強い音色で音が際立って聴こえました。

GROTRIANと大崎さんのハーモニーを聴き力強い曲も優しい曲もただただ美しく……
穏やかな曲はハープのように美しく流れる音色で、天女が降りてきたのかと思うほどでした。

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