朝から生憎の雨でしたが、ちょうど日高さんが弾き始めるタイミングで晴れ間ものぞき、空も喜んでいるかのように気持ちの良い演奏でした。
プログラム
J.S.バッハ (ヴィルヘルム・ケンプ編曲)
コラール前奏曲“こころよき喜びの声にて” BWV751
Choralvorspiel “In dulci jubilo” BWV 751
ベートーヴェン
ピアノソナタ第26番「告別」作品82a 変ホ長調
Sonate für Klavier Nr.26 “Lebewohl” Es-Dur Op.81a
第1楽章 「告別 “Das Lebewohl”」Adagio-Allegro
第2楽章 「不在 “Die Abwesenheit”」Andante espressivo
第3楽章 「再会 “Das Wiedersehen”」Vivacissimamente
ベートーヴェン
ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」作品106 変ロ長調
Sonate für Klavier Nr.29 “Hammerklavier” B-Dur Op.106
第1楽章 Allegro
第2楽章 Assai vivace
第3楽章 Adagio sostenuto
第4楽章 Largo – Allegro risoluto
壮大なプログラムは軽やかにはじまりました。
「手が忙しい」とリハーサル時におっしゃっていた通り、休む間もなく鍵盤を駆け巡る手の動きは驚きそのもの。複雑な音色がまとまって心地よいメロディーとなってこちらに届きます。
後半に向けて、ベートヴェンとハンマークラヴィーアの解説をしてくださり、前半終了となりました。
後半は50分弱の大ソナタ。
解説のおかげで、曲の凄さがよりよくわかりました。チャレンジ精神が漲る曲。そして、それに負けない集中力も素晴らしかたです。
それを終演後にお伝えすると、「何度か(集中が)切れそうになった!」とおっしゃっていました。
演奏終了と同時に「BRAVO !!!」の声も。
お客さま皆さまの興奮の余韻が会場にしばらく残りました。またお客さまに、感想を伺うと細かに感想を聞かせてくださることが多いのですが、今回ばかりは皆さま言葉を失い「すごかった」「素晴らしかった」と唸るようにおっしゃる方が多かったです。
アンコール
モーツァルト
きらきら星変奏曲
12 Variationen über ein französisches Lied “Ah, vous dirai-je, maman” ハ長調 K. 265
「アンコールにはほっこりする曲を……」と弾きはじめたきらきら星変奏曲。
きらきらと心に温かい音色でした。
きらびやかに、そして華やかなアンコールでした。
お客さまの声
本当に素晴らしい!
ハンマークラヴィーアがすごかったです!
ピアノの音色も、演奏もすごく良かった。
言葉がありません。
きらきら星変奏曲はGROTRIANで聴くと本当にキラキラしていて綺麗ですね!もちろん日高さんの演奏も素晴らしかったです!
お知らせ〜次回’24/1/6
日高志野さんの演奏は
次回、年明け1月6日14時に
ヴァイオリンの黒川侑さんとのコンサートでお楽しみいただけます!
曲目などの詳細はまた追ってご案内させていただいます。
2024年のスタートに
どうぞ豪華な時間を過ごしにいらしてください♪