《トリオ コンサート》田中李々,広田勇樹,伊藤順一. 2023/8/6

ご活躍の演者さんで、奇跡的にこの日のコンサートが実現しました。
皆さまの大変なご活躍ぶりは、当日のリハーサルまで合わせる時間もほとんどないほど。
しかし、それを思わせない完成度のリハーサル。それでも開場時間ギリギリまでお互いに良い音を追求し、高め合っていらっしゃいました。

そのリハーサルのトリオの音を聞きながら、お客さまにお越しいただくのが楽しみでした。
開演前にはお天気雨も降る真夏日。お越しいただいた皆さまには感謝でいっぱいです。

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プログラム

メンデルスゾーン:ピアノ・トリオ 第2番 作品66
第1楽章 アレグロ エネルジーコ エ コンフォーコ
第2楽章 アンダンテ エスプレッシーヴォ
第3楽章 スケルツォ:モルト アレグロ クワジ プレスト
第4楽章 フィナーレ:アレグロ アパッショナート

スメタナ:ピアノ・トリオ
第1楽章 モデラート アッサイ
第2楽章 アレグロ マ ノン アジタート
第3楽章 フィナーレ:プレスト

伊藤順一さんの演奏は、白井市のソロで聴く音とまた違って、室内楽の音色でした。
低音から高音までカバーできるピアノがヴァイオリンとチェロの世界をつなげている様でした。三人の空気感でよりまとまって感じました。

まとまりつつも一つ一つの楽器の良さが際立って聴こえます。
ヴァイオリンの田中李々さんの演奏も、配慮に溢れていて、細やかなタッチまで表現されていました。
チェロの広田勇樹さんの穏やかで力強い音色もとても安心感がありました。

アンコール

第1公演
ショパン:ノクターン OP9ー2
シューマン/リスト:献呈

第2公演
グリーク:トロルドハウゲンの婚礼の日
メンデルスゾーン:ピアノ・トリオ 第1番 2楽章

とても盛り上がり、拍手が鳴り止まない中、各部ともアンコールを2曲ずつ聴かせていただきました。

ピアノソロはいずれの曲も、伊藤さんの粒がキラキラと輝き、一音一音が手元で弾けるようでした。とても華やかで柔軟性のある音色。
トリオは本日1日を締めくくるような、どの楽器も伸びやかに、奏でる喜びがこちらまで伝わってくるような音色でした。

それぞれしっかりボリュームがあり、アンコールと言うには贅沢な時間でした。

お客さまの声

とてもやさしい音色ですね。
いやな響きがなく、とてもやさしく聴こえます。

うねりが大きくなる弦がブーンと響いて、ぼわんと身体に入ってきました。第2楽章は賛美歌のようであった
スメタナは、まるでオーケストラ!ピアノはコンチェルトのようでもありました。第2楽章はチェロのポルタメントが三人の歌がメロディが絡まって幸せを感じました。
チェロの音が床を伝って身体に響いてきた。

広田さんのファンなのですが、ステージが近くて息遣いも見られて良かったです!

ありがとうございました

13時の第一公演には、伊藤さんのご出身・千葉県白井市からも応援隊の方々がたくさんお越しくださりました。皆さまありがとうございます!
そして、昨日からJR線に遅れがある中、間に合うように一生懸命お越しくださった方々ありがとうございました。

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